一級建築士の製図試験に合格するための心得。
肉を切らせて骨を絶つ!
この感覚に尽きるだろうか。
いつも問題作成者は必ずいくつかのトラップを仕掛けている。
しかし、それら全てをクリアする必要なんてないことをしっかり把握すべき。
「こいつに一級建築士を授けるだけのプランニング力があるか?」をチェックしている。
(ここで言う「プランニング力」をは実務とかけ離れた感覚、つまり資格取得のみに特化した技術と捕らえるべき。一級建築士イコール実務でのスペシャリストではない。)
だから、問題文を読みながら、又は、エスキスでブロックプランを立てながら、問題作成者が骨とした箇所と肉とした箇所を早々に見極める。
ただし、真剣勝負と同じだが、肉を切らせるのも相当な覚悟がいる。だから普段の勉強で何が肉で何が骨なのかを意識することが決断力強化につながる。
実際に試験元の解答例や模擬試験、練習課題の解答例を見ながら、
「このプランの妥協点はこれか!」
という見方がその強化法の1つ。
製図は空き時間利用の勉強がしにくそうだが、解答プランを何度も眺めて、妥協点、動線計画、基準階の組み立てグリットなどを考える。
これは学科と同じで繰り返すことで定着した記憶となる。
製図はひらめきとばかり考えている人は注意。何事も地道な繰り返し。
と、まぁ数年前に合格した先輩からのアドバイスでした。
言われりゃそのとおりだけど、実行するのは誰だってシンドイ。
一発で合格したいならコレくらいの覚悟は必要ね。
最近になって、小学3年の担任の教師がクラス替えのときにくれた手紙を思い出す。
「努力とは成功への第一の近道なり」
図面一枚、線一本引くごとに、合格に近づくと信じて取り組むべし!
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